こんばんはぬぇさんです。
今回は自分の愛車というか道具的な感じだけど愛着を持っているスペーシアについてのお話です。
Xや青空の方ではぼやいてますが今度は別の車に乗り換えるという事で1年近く乗った感想を含めてレビューしていきます。
スペーシアだけではなく、スーパーハイトワゴン系の車種の共通部分もあるのでこれから購入する人は参考にしてみてくださいね!!
1、軽とは思えない居住性
スーパーハイトワゴンの居住性の高さには感動物です。
全幅は流石に敵わないが足元空間や頭上空間は非常に広く、取り回しの良さも意識されている作りなのでファミリー使いへの配慮が随所に散らばっています。
座席もゆったり座れ、シートを動かすことも出来るので自由度が高め。
2、フロントガラスと側面の見やすさ
フロントガラスが広大であり純粋に視点が見やすい。
この辺はミニバン系に近く、真横も見やすいのでミラーの確認もしやすいようになっている。
但しAピラーが太いので斜め右方向は死角が多めなので合流時はちょっと怖い。
不満な点
ぶっちゃけこんなに上がると思わなかった。
前車のアルト(HA25S)が如何に不満無く乗っていたかがよく分かる。
1、絶対的なパワー不足
車体重量を考えるとそりゃそう()
660ccで900kg近くの重量を無理矢理動かしているので発進時のもたつきが凄く低回転数だと進まないのである程度踏まざるを得ないので急発進気味になる。
気味なだけで実際はそんなでもない。
一応これに関してはミニコンを導入すれば少し改善するがやはりおまけ程度。
2、車体揺れが激しめ
構成と企画上そりゃそうだ感が凄いですが、車体の揺れは激しく突き上げ感も強め。
多少のデコボコ道でも後部座席側は強く揺れるので後席を頻繁に利用する際は考慮したい。
一応これに関してはタイヤをハイトワゴン用に交換する、乗り心地重視のダウンサスを入れることである程度の改善が可能であるが相応の費用はかかってしまう。
前者は百歩譲って消耗品だからまだしも後者はカスタムの領域なので普通の乗る分にはお世話にならない領域だしね・・・。
ってもハイトワゴン用のタイヤは高額なので軽の強みである経済性を真っ向から否定しに来ます。難しいですね()
3、S-エネチャージの恩恵は少ない
セルモーターの始動音による不快感は無いのでアイドリングストップ時の復帰については思っていたよりは煩わしく感じない。
モーター走行については完全におまけ程度の力で燃費への恩恵はほぼ無い。
しかも走行補助については一定以上の充電が無いとされないよう。これはマイルドハイブリッドでも同様みたいだが。
上記システムの搭載に伴い回生ブレーキを使用しているようだが、回生が弱めっぽくてブレーキの利きがやや悪いので気持ち早めにブレーキを踏まないと衝突しそうになる。
慣れれば問題ないが最初は結構困惑するので気になるようならブレーキパッドを純正から交換しておくと良い。らしい
4、燃費は悪め
平均だと15.0程度。
エアコンを稼働させると14.5ぐらいに下がる。
車体の関係上エアコンは強めに設定せざるを得ないのでパワーダウンも著しい。
軽自動車全体で見ると燃費は悪め。
とは言えスーパーハイトワゴン系の車種はカタログ燃費はほぼ出ませんが・・・。
この表現なので軽自動車は普通車と比べると燃費性能に優れているのが一つのメリットです。
但しスーパーハイトワゴン系の車種は諸々の特性によって燃費については今一つな部分があるので、相対的なメリットとは言い難い車種になってしまっています。
それでもスペーシアは大分マシな部類っぽいですが・・・・。
5、維持費は軽の中では高額
あまり触れられてないが維持費に関してはそこそこ高額な部類になります。
(現行型を含め)車体価格も高い方ですし、燃費は良くは無く、タイヤ代も上記のように拘ると嵩むので快適に乗ろうとする場合は維持費はかなり嵩みます。
特に痛いのは燃費の部分であり、エアコンを使用すると一気に悪くなる。
しかも夏場はエアコンがほぼ必須なこともありリッター12~14前後で揺れてしまうのでガソリンを入れる頻度が思っているよりも早めである。
正直な話、ここだけ見ると普通車コンパクトの方が諸々の快適性を込みで良い。
軽自動車の宿命としてオイル交換頻度が多いことも避けられない。
NAでも5000km、ターボ車になると3000km程になるので一般的な普通車に比べると頻度は上がる。
一応メンテナンスパック等で節約は出来るが対費用効果があるかは微妙な部分。
交換頻度は拘らなくても平気ではあるが・・・・燃費やエンジンへの悪影響が強めなので長めに乗りたい場合はメーカー推奨頻度ぐらいは守りましょう。
なので目に見えにくいが経済性という面では軽自動車では悪い方だというのは頭の片隅に置いておいた方が良い。
6、エアコンが循環しない
効かないのではない、循環をしないのである。
軽にしては広い車内のせいでフロントのエアコンだけでは力不足であり、車内に循環しないので夏場が非常に暑いです。
これを受けてカスタムモデルにはサーキュレーターが取り付けられているが、エアコンの強さに依存するので根本的な解決になっているか・・・・と言われると微妙な感じである。
(一応、三菱車に関しては中々良好らしい)
NAは装備すらされてないので各々で対策しましょう。
尚、冬場に関しては寒冷地仕様のリアダクトの存在だったり運転者以外はひざ掛けやらで防寒対策が出来るのでそこまで苦ではない。はず。
余談ですがこれを理由にスペーシアからワゴンRやハスラーに1年で乗り換える人も相応数居るようである。やたら走行距離2万km前後の中古個体が多いのはそういうことか・・・・
・・・とまぁ不満点が割と出てきており、特に夏場のエアコンが循環しない問題とパワーダウンによる走行性能の低下っぷりで長距離移動がとにかくしんどいです。
元々自分がスポーツ走行が好きな人なので余計にしんどいですし、何より運転好きな人が乗る車かこれ?と言われてそりゃそうとしか返せませんでした。
そんな貴方こそスバルですよ
上記については「もうこれは軽の意味無いじゃん!!」と嫁氏もキレ気味になっており、予算を作って乗り換えを決意しました。
1年で乗り換えって早くない?と思いますが、上記でも述べたように同じ理由で乗り換える人が居るようなのでそれを相まって次に行くべきと背を押してくれました。本当にありがとう()
という訳で以上です。
スペーシアに限らず、スーパーハイトワゴン系の車種は試乗時は走り始めてからエアコンが循環するかどうかというのは本当に確かめた方が良いです。